事業計画書セミナー 2021年3月6日開催

​トークセッション

食品メーカーの営業職を経て、コンビニ経営、移動販売車、レンタルボックスショップの経営と様々な事業にチャレンジ。現在も自らカジュアルギフトのセレクトショップGift&Funを経営しながら、痛みの分かる中小企業診断士としてこれまで5百社以上の起業支援や創業に携わる。

​NPO法人ぐらすかわさき理事、広域関東圏コミュニティビジネス推進協議会幹事、中小企業基盤整備機構 講師・アドバイザー。

2019年度荒川区ビジネスプランコンテスト最優秀賞受賞者。

​10年以上にわたり建築設計・まちづくり活動を通じて知り合った人々との出会いがきっかけで86400”(はちろくよん)をスタート。職人や事業者と共に荒川区盛り上げていきたいとして、家具や日用品の開発、販売を行う。特に、イベントや商品の企画、デザインを得意としている。

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有限会社テイクスペース 代表取締役

竹林 晋 氏

86400合同会社

山本 展久 氏

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​​聞き手紹介

ゲストスピーカー紹介

創業のきっかけ

竹林:早速ですが、山本さん本日はよろしくお願いいたします。
まずは創業に至った経緯をお話しいただけますか。


山本:出身地を離れ上京してしばらくしたときに「近所に挨拶する人がいない」ことに疑問を感じて地域のコミュニティに入ろうと思い立ちました。そこで神輿担ぎか消防団に入ろうと思い、結局消防団に入りました。
その消防団員の中に金属加工職人さんがいらして区内にもともとたくさんあった工場や職人がどんどん減っているという現状を知ることになります。

僕は建築のオーダーメイドデザインの仕事に携わってきましたが、一人ひとりの暮らしに合わせたものづくりを考えると、建築よりもう少し身近なものもいいかもしれないなと思い始めていました。

​そこで、家具や日用品を職人さんたちと一緒につくれたら楽しそうだなと思いまして…。
 

竹林:地域のことを考えて事業を始めるというところが素晴らしい!お客さんのニーズは地域の課題から出てくるものだと思うので。私が事業を失敗したのは自分のことばかり考えていたなあと(笑)

 

※1 荒川区創業支援セミナー スタートアップコース

​※2 荒川区 経営支援課内での中小企業診断士相談、TOKYO創業ステーション、Startup Hub Tokyo、商人大学校(東京都中小企業振興公社)

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セミナーに参加して


竹林:ところでセミナーの話なんですけど、荒川区はビジネスプランコンテストの一環でアントレプレナーセミナーと事業計画書セミナーとあってそのあとブラッシュアップセミナーという流れなんですけど、山本さんはブラッシュアップセミナーから参加されたんでしたっけ。


山本:正確には荒川区独自の創業セミナーに参加 ※1して、そのあとにブラッシュアップセミナーに参加しました。


竹林:ビジネスプランコンテストで優秀賞を獲られたことを踏まえてそのブラッシュアップセミナーに参加にして良かった点をお話しいただけますか。


山本:その名の通り自分たちのビジネスプランをブラッシュアップできたのが一番良かった点ですね。
コロナもそうですけど実際始めてみると想定とは全然違うことが起きるので、最初に思い描いていたものと今はどのあたりがずれているのかを確認できるベースみたいなものが無いとだめだなと思いました。
思い付きだったり、起業することで色々な所から声がかかったり、それが自分たちの事業と合致しているのかチェックすることが必要でした。セミナーに参加してそのチェックができたことが良かったです。


竹林:事業計画書は会社の目的に向けての羅針盤という役割がありますからね。

ビジネスプランコンテストで優秀賞を受賞して


竹林:で、そのセミナーを受けられてビジネスプランコンテストに応募することになったわけですが応募して優秀賞を獲られて良かったことなどをお聞かせください。


山本:賞金や補助が出るというのももちろんコンテストに参加する動機でもあったんですがメディア、特に地元のメディアにいくつか取り上げていただきました
僕たちは店舗を持たないですけど、実際に店舗を持っている方は地元の方がお客さんになるわけですからメディアで取り上げられるのは大きなメリットになると思います。
また受賞者同士のつながりもできました。僕たちの商品を取り扱ってくれるお店の方ともつながれましたし、別の方からは職人さんを紹介してもらったりして、今はその方と新しい商品を開発しています。
ライバルではあるけど受賞者同士でつながれるというのは良かったなと思います。


竹林:そうですね。受賞者と連携ができて点と点が線になるというのがね、とってもいいですよね。

創業後について


竹林:そして先ほど仰ってましたが創業してみると想像と違うということで苦労した点があると思うんですが、今思えばどのように対応しておけばよかったと思われますか。


山本:大きなイベントや催事のことを考えると法人化しておいた方が良いと聞いていたので創業イコール法人化と考えていました。建築の方は個人事業主としてやっていたので法人に関する知識が全くなかったんです。
ですから事務手続きや税金関係の知識が無かったのが不安でした。本を見ても知りたいことが載っていない。
合同会社の定款の作り方についても、細かいところがわかりにくくて、そういうことを東京都や荒川区の創業施設に相談
※2
しました。


竹林:事業計画書の話に戻りますが、人の性格にもよるけど私の場合は売上計画を通常パターン、楽観パターン、厳し目パターンと3つ作るんですけど若いころは楽観パターンしか作ってなかったんですよね。
だから頭を抱えるようなことになってしまっていたんですけど、山本さんの場合は当初どのような形で事業計画されてましたか。


山本:私の場合も楽観パターンだと思います(笑)
売り上げ計画って実感持てないまま「じゃあもうこれでいこう」みたいな感じになってしまって。
これは実際やってみて経験を積んでみないと本当にわからないなと。


竹林:私もこれまでやってきた事業の事業計画書をいくつも作ったんですけど、計画通りに行ったことが最初10年はなかったなと。ほぼ楽観パターンで作っていたので(笑)
最近は通常パターンと厳しめパターンの中間地点に来るようになりました。ということはまだ計画が甘いんだなと。
実際やってみるといろんなことが起きてくるので色々難しいですよね。
また今回はコロナ禍ということで更に厳しい状況かなと。時短営業とかもあって私の小売業もそうなんですが。

今後について


竹林:そういう状況でニューノーマル、新しい生活様式なんてことが言われていますけど今後どのようなことを考えてらっしゃいますか。


山本:海外に向けてオンラインショップを活用していこうとしていますが、今、イギリスを中心とした海外販売のお声がけもいただいています。


竹林:イギリスですか!
コロナ禍になり更にネットは今後かなり重要になってくるかなと思いますね。
さて、最後になりましたが、このセミナー参加者の方にもぜひビジネスプランコンテストに応募して欲しいなと思うのですが、山本さんから参加者の方々へメッセージをお願いします。


山本:メッセージと言えるかわからないですけど、これからビジネスを始められる方は凄く意欲がある方だと推察するんですが、体調にだけは気を付けてくださいと一番お伝えしたいです。
僕自身が創業して間もなく体調を崩してしまったんですね。準備で色々大変だったので体力を使い果たしてしまったというか。回復までにも時間かかりましたし。
会社が立ち上がったら自分が倒れてしまっているというよくわからないことをしてしまったので(笑)
僕の場合はゴールを創業に定めてしまったんだろうなという反省があります。
今後の抱負についても、やはり健康には気を付けて頂いて(笑)あとは何かご一緒できる方がいらっしゃればぜひぜひ僕たちもお手伝いできたらいいなと思っているのでお声がけください。


竹林:ありがとうございます。
私も事業やりながら講師もやっていて試行錯誤しながらやっています。
私個人としても会社としても全国の商売を応援するとともに地域が発展していくことがとても大事だと思っています。
みなさんの商売も応援していきたいと思っていますので是非ビジネスプランコンテストやセミナーにお申し込みして頂ければと思います。
ありがとうございました。

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